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日記的な何かを書くようなブログです。たぶん。

過去の噴火と今回の噴火の違い 御嶽山(おんたけざん)噴火


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▼噴火発生

2014/09/27 11時頃 噴火警戒レベルの設定は平常とされる「1」のまま、登山客は無警戒のなか水蒸気爆発・噴火が発生しました。地下水がマグマの熱で温められ沸騰し、水蒸気爆発を起こし、過去の火山で積もっていた火山灰も合わせて吹き出され熱風と火山灰が登山者を襲いました。

※マグマが直接吹き出す「マグマ爆発」と異なる

 

▼被害

心肺停止者:31人
うち死亡者:4人
(9/29 7時時点)

▼心肺停止・死亡の区別

【心肺停止=死亡】と一般的に考えられますが「死亡」という判断は基本的に医師しか行うことができないため、蘇生処置を行ってない場合は心肺停止とし、死亡と区別されています。

▼過去の噴火時の被害

1979年(昭和54年)に水蒸気爆発が発生していますが、早朝(朝5時)の噴火のため被害は今回と比較すると少なかったようです。1991年(平成3年)、2007年(平成19年)には小さな噴火が起きていますが、大規模噴火は1979年ぶり。

▼あらかじめ気付けなかったのか

実は2014/9/9に10回、9/10に52回、2014/9/11に85回の火山性地震を観測していました。1日の火山性地震の回数が80回を超えるのは前回の噴火(2007年)以来とのことでした。その後も噴火まで1日に数回から20回くらい発生している状態が続いていたそうです。

 

しかし、これに加え地殻変動を伴えば噴火警戒レベルの変更が行われ入山規制がかかったのですが、地殻変動が伴わなかったためレベル変更は行われませんでした。

 

※火山性地震とは
マグマの移動などの火山活動で発生する地震のこと。通常の地震とメカニズムが異なるため、余震がなく本震のみが発生するとされています

 

また、前兆を示すデータが少なかったため事前に周知できなかったとのことです。今後のために噴火のメカニズム分析が急がれています。

 

 

今回の事が起きてから、前兆なしに突然噴火という事例ができてしまったので全国にある活火山への登山者が少なくなるかもしれませんね・・・。

 


御嶽山 大噴火! - YouTube